デジカメ片手に、街に埋もれた歴史を掘り起こす散歩に出よう。
改造社書店。銀座・歌舞伎座近く、昭和通りに面して落ち着いたたたずまいを見せている。お店に入って尋ねたところ、戦前の総合雑誌『改造』で有名な、あの改造社の生き残りらしい。
妖怪好きな伊東らしく、建物内部にも妖怪っぽい動物たちが顔を見せる。詳細は、藤森照信・増田彰久『伊東忠太動物園』(筑摩書房、1995年)、藤森照信・荒俣宏『東京路上博物誌』(鹿島出版会、1987年)などを参照のこと。
大正時代、南天堂の一階は書店、二階がカフェ。ダダやらアナーキーやらと騒がしい詩人や芸術家肌の人々が集ってけんかばかりしてました。詳細は寺島珠雄『南天堂──松岡虎王麿の大正・昭和』を参照のこと。ちなみに、立ち読みしている人は赤の他人です。
渋谷のパルコとシネマライズの前からスペイン坂と平行して下る坂の途中。山路愛山は明治の史論家。『日本人民史』、『豊太閤』(岩波文庫では『豊臣秀吉』)、『足利尊氏』など多数の歴史評論に健筆をふるった。戦前の渋谷は現在とは違って静かな住宅街だった。