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2020年12月16日 (水)

【映画】「新解釈・三国志」

  ここしばらく、ブログの書き込みは台湾専門の別館の方が中心になって、こちらの方は御無沙汰しているが、ニフティーの方から「一年間書き込みがないとブロックする」という通知があったので、何か書いておく。


  今日は大学院の授業での発表で一時間半近く一人でしゃべり続けたから、疲れ果てて頭が空っぽの状態。A4で13枚のレジュメを準備して臨んだから、内容的にはしっかりしているはずだが、中国語の発音がやはりままならない。事前に単語の声調は確認しておいたから、話し始めの前半はテンポよく快調だったが、後半になると頭と口の両方が疲れてきて、発音が崩れてくる。そこに気付いてしまうと、焦ってますますグダグダになってしまうという悪循環。非母語で話し続けるというのは本当に大変。


  ということで、今日は何もしたくない気分だったので、映画を観に行こうと思い立った。ちょうど、「新解釈・三国志」が台湾でも上映されているので、これを観に行くことにした。期待通りに、何も考えずボンヤリ観るにはちょうど良かった。


  「三国志」は小さい頃から馴染みである。最初に見たのはNHKの人形劇だったか。私が見た時点でおそらく再放送だったと思うが。光栄のシミュレーションゲームもやったし(台湾の映画館でも光栄のゲームの広告がかかっていた)、吉川英治『三国志』も暇なとき繰り返し読んで、細部まで頭に入っている。


  今回は福田雄一が監督ということで、「勇者ヨシヒコと魔王の城」的なノリだろうというのは分かっていたから、設定上の問題についていちいちいちゃもんをつけるつもりはない。


  大泉洋やムロツヨシたちのキャラや、脱力的な言葉遣いで笑わせるという感じ。会話のやり取りそのものにエスプリはないから、中国語に翻訳して字幕で観ても、こっちの観客には笑いのツボは伝わらないだろう。会話のやり取りにロジカルな面白さがあれば外国語に翻訳しやすいだろうが、脱力的な語感そのもので笑いをとろうとしている場合、その語感を外国語に訳して字幕にするのは難しい。その意味で、この作品を海外に売り込んだ意図がよく分からないなあ、と思った。


【データ】
監督:福田雄一
113分/日本/2020年
(2020年12月16日、台南・南紡夢時代威秀影城)

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