【映画】「サンザシの樹の下で」
「サンザシの樹の下で」
高校の実習授業で農村にやって来た静秋は、地質調査隊として同じ村に滞在していた老三と出会った(老三=三番目のお兄さんというのは、二人の下宿先での呼び名)。ひかれ合う二人。しかし、時代は文化大革命のさなか、そろそろ政府の方針が変わりそうな気配はあるものの、やはり油断は禁物。老三の父は失脚はしたが名誉回復をとげた党幹部。対して静秋の両親はブルジョワ知識人として指弾され、父は労働改造所に送られたまま。優等生である静秋は一所懸命に勉強して教員として学校に残りたいという希望を持っているが、どんな難癖をつけられるか分からない。二人の秘密の交際はやがて母に知られてしまい、将来を考えて当面は会ってはいけないと厳しく言いつけられた。しかし、ある日、静秋は老三が白血病で入院したという噂を耳にする。
文革期のある地方(山峡ダムに水没する地域のようだ)を舞台にしたメロドラマ。一応、純愛ものというのが売りらしい。まあ、ノスタルジックに、健全に、しかし甘ったる~い映画を作りたいという意図はよく見えてくる。清潔感を強調するからこそ、ウブな少女が男から迫られて恥ずかしげにイヤ、イヤ…ってやるシーンに萌えようという趣向か。1970年代の中国の地方都市の情景が再現されているので、文革史に詳しい人には色々と見所があるのかもしれない。
主人公二人が並ぶと、浅田真央とネプチューンの原田泰造という感じだな。張芸謀だからもっと美少女ものを期待していたのだが。「初恋が来た道」の頃の章子怡はかわいかった…。
【データ】
監督:張芸謀
2010年/中国/113分
(2011年7月23日、新宿ピカデリーにて)
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