【映画】「攻殻機動隊 Ghost in the Shell 2.0」
「攻殻機動隊 Ghost in the Shell 2.0」
言わずと知れた押井守によるサイバーパンク・アニメの名作。むかし観た覚えがあったが、TSUTAYAの棚を物色していたら準新作となっていたので借り出した。2008年の「スカイ・クロラ」公開に合わせてリマスターされたバージョンで、ストーリー上の変更はない。映像や音響のどこがどのように変わったのか私には分からないのだが。
この映画には、第一にバーチャルな電脳社会における存在論・認識論という点で現代思想系の人たちが、第二に近未来都市論という点で建築畑の人たち(例えば、五十嵐太郎)がよく言及する。私は後者の視点で興味を引く。半ば水没した東京、中国系住民が多数来住しているという設定で、ゴチャゴチャした街並のすぐ真上を飛行機が飛ぶところなどは香港をモデルにしているのか。
【データ】
監督:押井守
1995・2008年/85分
(DVDにて)
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