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2010年6月20日 (日)

「プロジェクトJAPAN シリーズ日本と朝鮮半島 第3回 戦争に動員された人々~皇民化政策の時代~」

「プロジェクトJAPAN シリーズ日本と朝鮮半島 第3回 戦争に動員された人々~皇民化政策の時代~」

 戦時下、日本が朝鮮半島において実施した皇民化政策について。特攻隊や女子挺身隊に志願した人や遺族へのインタビュー。日本側は朝鮮半島で徴兵制を実施するにあたり、銃を逆に向けるかもしれないと慎重論があった一方、兵力不足への懸念からの積極論は理解できるが、日本人ばかりが戦死して朝鮮人だけが生き残るのは由々しいことだ、朝鮮人にも戦死してもらおう、という意見は何だかなあ。特攻隊となった朝鮮人およびその遺族は、自分の国ではなく他国のために死んだ上、志願という建前→対日協力者として戦後は肩身の狭い思いをせざるを得なくなったという二重のつらさ。被害認定は、金銭的補償よりも名誉の問題として切実である。同様の問題は、裵淵弘『朝鮮人特攻隊―「日本人」として死んだ英霊たち』(新潮新書、2009年→こちらで取り上げた)でも取り上げられている。

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