梁啓超について日本語で書かれた関連文献の一覧を現時点で分かる範囲内でメモ。検索は国会図書館ホームページのNDL-OPACを主に利用した。書評やシンポジウム報告、研究メモ的な短文等、修士論文レベルのものも含まれている。調べてみると随分たくさんあるので驚いた。
以下に示したうち【単行本収録論文等】と【雑誌収録論文等】とを合せた刊行数を年代別にカウントしてみると、
・2000~2009年:100本
・1990~1999年:30本
・1980~1989年:9本
・1970~1979年:21本
・1960~1969年:12本
・1950~1959年:5本
となっている。1999年11月に狭間直樹編『共同研究梁啓超』(みすず書房)が出ているが、この前後から梁啓超関連の研究が急増している背景には彼に対する評価の転換があったのだろうか。1990年代後半から中国人によって日本語で執筆された梁啓超関連論文が目立つのも興味深い。梁啓超は日本との関わりがあり、かつ彼の多方面にわたる議論は、留学生にとって論文テーマと結び付けやすい題材なのか。
【翻訳】
・『新編 原典中国近代思想史』岩波書店、2010?
・「中国之武士道自叙」、宮崎市定『中国政治論集』中公クラシックス、2009.9(中公文庫、1990)
・『先秦政治思想史』(重澤俊郎訳)、大空社、1998.2(創元社、昭和16年刊行の複製)
・『李鴻章 : 清末政治家悲劇の生涯』(張美慧訳)久保書店、1987.12
・「君主政治より民主政治への推移の道理について」、西順蔵編『原典中国近代思想史・第2冊』岩波書店, 1977.4
・『清代学術概論:中国のルネッサンス』(小野和子訳注)、平凡社・東洋文庫、1974
・「譚嗣同伝」(小野和子訳)、「新中国未来記」(島田虔次訳)、「開明専制論(抄)」(藤田敬一訳)、西順蔵,島田虔次編『中国古典文学大系58巻 清末民国初政治評論集』平凡社, 1971
・「所謂大隈主義」(細野浩二訳註)『早稲田大学史記要』(通号 7) [1974.03.00]
・「小説と政治との関係」(増田渉訳)、『中国現代文学選集第1』平凡社, 1963
・「学問の趣味」、土井彦一郎訳注『西湖の夜:白話文学二十編』白水社, 昭14
・『支那歴史研究法』(小長谷達吉訳)改造社、1938
・「対露問題」、南満洲鉄道株式会社北京公所研究室『聯露か排露か』(北京満鉄月報特刊第1)南満洲鉄道北京公所研究室、1926
・「支那革命の特色」(中村久四郎訳)、大類伸編『史論叢録 上下』興亡史論刊行会, 1918
【単行本収録論文等】
・陳立新『梁啓超とジャーナリズム』芙蓉書房出版、2009.6
・張軍著・平林宣和訳「梁啓超と演劇」、飯塚容,瀬戸宏,平林宣和,松浦恆雄編『文明戯研究の現在』東方書店, 2009.2
・牛林杰「梁啓超と韓国近代啓蒙思想」、武庫川女子大学関西文化研究センター編『東アジアにおける文化交流の諸相』武庫川女子大学関西文化研究センター, 2008.11
・陳力衛「梁啓超の『和文漢讀法』とその「和漢異義字」について」、沈国威編『漢字文化圏諸言語の近代語彙の形成』関西大学東西学術研究所, 2008.9
・川尻文彦「「進化」と加藤弘之、厳復、梁啓超」、鈴木貞美,劉建輝編『東アジアにおける知的システムの近代的再編をめぐって』人間文化研究機構国際日本文化研究センター, 2008.3
・狭間直樹「清末の知識人と明治日本 梁啓超研究について思うこと」、陶徳民,藤田高夫編『近代日中関係人物史研究の新しい地平』雄松堂出版, 2008.2
・竹内弘行「康有為から梁啓超へ」『康有為と近代大同思想の研究』汲古書院, 2008.1
・高柳信夫「梁啓超の「孔子」像とその意味」、高柳信夫編『中国における「近代知」の生成』東方書店, 2007.12
・李暁東『近代中国の立憲構想』法政大学出版局, 2005.5
・齋藤希史『漢文脈の近代』名古屋大学出版会, 2005.2
・丁文江・趙豊田編、島田虔次編訳『梁啓超年譜長編』(第1~5巻)岩波書店、2004年
・吉澤誠一郎『愛国主義の創成』岩波書店、2003年
・狭間直樹編『共同研究梁啓超』みすず書房, 1999.11
・佐藤慎一『近代中国の知識人と文明』東京大学出版会、1996年
・佐藤一郎「梁啓超における湖南-とくに蔡鍔との関係をめぐって」、山田辰雄編『近代中国人物研究』慶応通信, 1989.2
・阿部賢一「梁啓超の啓蒙活動の一端について」、野口鉄郎編『中国史における乱の構図』雄山閣出版, 1986.12
・木原勝治「清末における梁啓超の近代国家論」、『東洋史論叢』立命館大学人文学会, 1980.8
・木原勝治「梁啓超における「開明専制論」の成立」、『芦屋女子短期大学開学二十周年記念論文集』文雅堂銀行研究社, 1979.7
・青木功一「福沢諭吉・朴泳孝・梁啓超の新民論-東アジア近代思想の相互関連性」、『福沢諭吉年鑑』3、福沢諭吉協会, 1976
・麦生登美江「梁啓超の詩論と"詩界革命"-杜甫と黄遵憲評を中心に」、目加田誠博士古稀記念中国文学論集編集委員会『中国文学論集』竜渓書舎, 1974
・彭沢周「梁啓超の明治維新観と中国変革論」、坂田吉雄,吉田光邦編『世界史のなかの明治維新』京都大学人文科学研究所, 1973
・桑原隲蔵「梁啓超氏の「中国歴史研究法」を読む」『桑原隲蔵全集・第2巻』岩波書店, 1968
・佐藤震二「梁啓超」、東京大学文学部中国哲学研究室『中国の思想家・下巻』勁草書房, 1963
・板野長八「梁啓超の大同思想」、和田博士還暦記念東洋史論叢編纂委員会『東洋史論叢』大日本雄弁会講談社, 1951
【雑誌収録論文等】
・小林武「清末におけるutilityと功利観」『京都産業大学論集 人文科学系列』41、[2010.3]
・吉澤誠一郎「中国における近代史学の形成--梁啓超「新史学」再読 (小特集 近代史学史再考--アジアの事例から)」『歴史学研究』(863) [2010.2]
・王閏梅「植民地的近代と詩社的伝統意識の乖離--梁啓超の台湾訪問をめぐって」『中国研究月報』63(12) (通号 742) [2009.12]
・王閏梅「政治と文化の間--小説における梁啓超の近代意識をめぐって」『現代中国研究』(25) [2009.10.10]
・劉晏宏「儒家思想家としての梁啓超」『哲学論文集』(九州大学)45 [2009.9]
・錢鴎「學・智・人的理念--試論王國維與晩清興學育才的思想契機」『言語文化』(同志社大学)12(1) [2009.8]
・穐山新「アメリカ体験と中国の近代--梁啓超『新大陸游記』と中国における「自由」の条件」『社会学ジャーナル』(筑波大学)(34) [2009.3]
・王青「梁啓超と明治啓蒙思想 (特集 北東アジアにおける「読み換え」の可能性)」『北東アジア研究』(島根県立大学)(17) [2009.3]
・寇振鋒「梁啓超的"理想派""寫實派"與明治日本文壇」『多元文化』(名古屋大学)(9) [2009.3]
・沈国威「日本発近代知への接近:梁啓超の場合」『東アジア文化交渉研究』(関西大学外国語教育研究機構)2[2009.3]
・李海「梁啓超は『墓中呼声』を訳したか--リサールの絶命詞をめぐって」『名古屋大學中國語學文學論集』21 [2009]
・平野和彦「日中近代における伝統芸術解釈の二面性(上)「画」と「美術」の認識をめぐって」『山梨国際研究』(4) [2009]
・川尻文彦「梁啓超の政治学--明治日本の国家学とブルンチュリの受容を中心に」『中国哲学研究』(東京大学)(24) [2009]
・高柳信夫「「清末啓蒙思想」の"その後"--厳復・梁啓超を中心として」『中国哲学研究』(24) [2009]
・藤井隆「梁啓超の〈自由〉観再考」『中国哲学研究』(24) [2009]
・王閏梅「梁啓超の『新中国未来記』について--兆民の『三酔人経綸問答』と対照させて」『言葉と文化』(名古屋大学)(9) [2008.3]
・李暁東「西周における儒教の「読み換え」--梁啓超との比較を兼ねて (特集 西周と東西思想の出会い)」『北東アジア研究』(14・15) [2008.3]
・盧守助「梁啓超と国家主義思想」『環日本海研究年報』(新潟大学)(15) [2008.2]
・寇振鋒「進化論與梁啓超的"小説界革命"--從日本明治文壇的影響談起」『名古屋大學中國語學文學論集』20 [2008]
・中村俊也「Comparative study: concerning Russian author's translation on Liang Qi-chao」『研究紀要』(つくば国際大学)(14) [2008]
・桂燕玉「梁啓超の家庭教育論--「趣味」による素質の開発を中心に」『東京大学大学院教育学研究科紀要』48 [2008年]
・古田島洋介「梁啓超『和文漢読法』(盧本)簡注--復文を説いた日本語速習書」『明星大学研究紀要』(16) [2008]
・森川裕貫「君子と制度--第三革命前後における梁啓超と章士釗の政治論」『現代中国』(82) [2008]
・佐藤慎一「書評 李暁東著 法政大学出版局『近代中国の立憲構想--厳復・楊度・梁啓超と明治啓蒙思想』」『中国研究月報』61(12) (通号 718) [2007.12]
・高柳信夫「「中国学術思想史」における仏教の位置--梁啓超の場合」『言語・文化・社会』(学習院大学)(5) [2007.3]
・陳毅立「文明・国民・儒学--福澤諭吉と梁啓超を中心に」『法政大学大学院紀要』(58) [2007]
・李慶國「梁啓超的屈原與《楚辭》研究」『追手門学院大学国際教養学部紀要』([1]) (通号 43) [2007]
・盧守助「梁啓超の日本観--新語彙と新文体を中心に」『現代社会文化研究』(新潟大学)(35) [2006.3]
・王閏梅「近代化の過程に見る中国・日本の言論界--梁啓超と福沢諭吉を中心に」『言葉と文化』(名古屋大学)(7) [2006.3]
・Jing Gao「『新民叢報』に見る音楽教育論--梁啓超と曽志〔ビン〕の音楽教育思想の比較を中心に (特集:教育研究の現在--教育の統合的理解を目指して)」『哲学』(三田哲学会)115 [2006.2]
・光田剛「書評 李暁東 著『近代中国の立憲構想--厳復・楊度・梁啓超と明治啓蒙思想』法政大学出版局、2005年」『成蹊法学』(63) [2006]
・山口るみ子「明治知識人と梁啓超」『東洋大学大学院紀要』43 (文学(哲学・仏教)) [2006]
・杜鋼建(鈴木敬夫訳)「翻訳 梁啓超の人権思想--杜鋼建著『中国近百年人権思想』(香港・2004年)」『札幌学院法学』22(1) [2005.11]
・湯志鈞(田邉章秀訳)「Book Review 日本における梁啓超研究の精華--丁文江・趙豊田編/島田虔次編訳『梁啓超年譜長編』(全五巻)」『東方』(297) [2005.11]
・盧守助「梁啓超の「新民」の理念」『現代社会文化研究』(33) [2005.7]
・「新刊紹介 丁文江・趙豊田編/島田虎次編訳『梁啓超年譜長編』全五巻」『史学雑誌』114(7) [2005.7]
・狹間直樹「譚嗣同『仁學』の刊行と梁啓超」『東方学』110 [2005.7]
・須藤瑞代「梁啓超と「宝貝」思順--父・娘と女性論」『中国』(中国社会文化学会)(20) [2005.6]
・川尻文彦「梁啓超と「アメリカ」--1904年の「新大陸遊記」をめぐって」『中国研究集刊』(大阪大学)(37) [2005.6]
・穐山新「ナショナリズムの「近代性」に関する一考察--梁啓超における「国民」と「専制」の対決と融合」『社会学ジャーナル』(30) [2005.3]
・高柳信夫「梁啓超「余之死生観」をめぐる一考察」『言語・文化・社会』(学習院大学)(3) [2005.3]
・山本忠士「日中間のコミュニケーション・ギャップ考(3)中国的"百科全書式"巨人・梁啓超と日本」『日本大学大学院総合社会情報研究科紀要』(5) [2005.2]
・山口るみ子「1904年の梁啓超」『東洋大学大学院紀要』42 (文学(哲学・仏教)) [2005]
・手代木有児「Book Review 大幅に価値を増した第一級の資料--丁文江・趙豊田編/島田虔次編訳『梁啓超年譜長編 第一巻』」『東方』(283) [2004.9]
・岡本隆司「時代と実証--民国・アグレン・梁啓超」『創文』(468) [2004.9]
・岡本隆司「紹介 丁文江・趙豐田編、島田虔次編譯『梁啓超年譜長編』」『東洋史研究』63(1) [2004.6]
・廣瀬玲子「革命 思潮 運動--梁啓超と胡適 (特集 東アジア思想における伝統と近代)」『中国』(19) [2004.6]
・高柳信夫「梁啓超と「中国思想」 (特集 東アジア思想における伝統と近代)」『中国』(19) [2004.6]
・石井剛「梁啓超の清代学術論における西学的要素の評価について (特集 東アジア思想における伝統と近代)」『中国』(19) [2004.6]
・宮村治雄「「書」と「書簡」のはざまで--『福澤諭吉書簡集』から『梁啓超年譜長編』へ」『図書』(岩波書店)(658) [2004.2]
・盧守助「1903年における梁啓超の思想の変化」『環日本海研究年報』(11) [2004.2]
・田村紀雄・陳立新「梁啓超の日本亡命直後の「受け皿」」『東京経済大学人文自然科学論集』(118) [2004]
・田村紀雄・陳立新「梁啓超と在日期の文筆活動」『コミュニケーション科学』(東京経済大学)(20) [2004]
・陳立新「梁啓超の評価問題について」『コミュニケーション科学』(21) [2004]
・山口るみ子「梁啓超「東籍月旦」に見る西洋近代思想受容の態度と倫理思想」『東洋大学中国哲学文学科紀要』(12) [2004]
・李運博「日本借用語の近代中国への移入--梁啓超の役割について」『国語国文研究』(北海道大学)(125) [2003.10]
・藤井隆「梁啓超の合群論とナショナリズム」『広島修大論集・人文編』(広島修道大学)44(1) (通号 83) [2003.9]
・馬場将三「東洋の學藝 梁啓超の『新史学』について--その「新」の考察を通して」『東洋文化』(無窮会)(91) [2003.9]
・高柳信夫「梁啓超「開明専制論」をめぐって」『言語・文化・社会』(1) [2003.03]
・范苓「梁啓超訳『十五小豪傑』に見られる森田思軒の影響と梁啓超の文体改革」『大阪大学言語文化学』12 [2003]
・穐山新「ナショナリスト知識人の歴史社会学--梁啓超におけるネーション観念の受容と展開 (特集 身体・他者・国家)」『現代社会理論研究』(13) [2003]
・鈴木正弘「清末の中国人に紹介された日本の歴史書--梁啓超撰「東籍月旦」記事の考察 附「東籍月旦」叙論・歴史の部訳註稿」『東洋史論集』(立正大学)(15) [2003]
・佐々充昭「韓末における「強権」的社会進化論の展開--梁啓超と朝鮮愛国啓蒙運動」『朝鮮史研究会論文集』(40) [2002.10]
・郭世佑「梁啓超と義和団運動二題 (特集 義和団百年と現在)」『中国21』(東方書店、愛知大学現代中国学会)13 [2002.4]
・高柳信夫「梁啓超の所謂「転身」について--『新民説』「論私徳」とその周辺」『東洋文化研究』(4) [2002.3]
・山口るみ子「梁啓超「中国道徳之大原」にみる"道徳"」『東洋大学大学院紀要』39 (文学(哲学・仏教)) [2002]
・李慶國「從森田思軒譯《十五少年》到梁啓超譯《十五小豪傑》」『追手門学院大学文学部紀要』(通号 38) [2002]
・周俊「中国における連邦論の実例研究--「分治」思想の起源と梁啓超の「地方自治」」『立命館東洋史學』(25) [2002]
・李運博「梁啓超と日本借用語との関わり--梁啓超に対する評価及び日本借用語の出現箇所」『北海道大学大学院文学研究科研究論集』(2) [2002]
・郭連友「梁啓超と吉田松陰 (特集 近代日本と東アジア)」『季刊日本思想史』(ぺりかん社、日本思想史懇話会)(60) [2002]
・森紀子「清末の啓蒙家梁啓超と「四聖画像」」『Satya』(東洋大学井上円了記念学術センター)(通号 43) [2001.夏季]
・李暁東「制度としての民本思想--梁啓超の立憲政治観を中心に」『思想』(岩波書店)(932) [2001.12]
・藤井隆「概念の革新--梁啓超「十種徳性相反相成義」を読む」『広島修大論集・人文編』42(1) (通号 79) [2001.9]
・須藤瑞代「梁啓超の民権・人権・女権--1922年「人権と女権」講演を中心に」『中国研究月報』55(5) (通号 639) [2001.5]
・李運博「近代中国に移入された日本漢字語彙--梁啓超の場合」『国語国文研究』(118) [2001.3]
・原聰介・日暮トモ子「中国の教育近代化における「発達」概念の初期展開--梁啓超の教育思想に着目して」『目白大学人間社会学部紀要』(1) [2001.02]
・劉迪「資料 梁啓超の連邦主義思想について」『比較法学』(早稲田大学比較法研究所)34(2) (通号 67) [2001]
・遠藤賢「梁啓超の変法論と張之洞の『勧学篇』」『東洋大学大学院紀要』38 (文学(哲学・仏教)) [2001]
・李運博「近代中国に移入された日本借用語--梁啓超の場合」『北海道大学大学院文学研究科研究論集』(1) [2001]
・石雲艶「日本における梁啓超」『國學院雜誌』101(9) (通号 1121) [2000.9]
・藤井隆「民権論の転換--戊戌前後の梁啓超」『広島修大論集・人文編』41(1(2)) (通号 77) [2000.9]
・石井剛「梁啓超における科学精神の発見--『清代学術概論』を論じる」『東アジア地域研究』(7) [2000.7]
・狭間直樹・佐藤慎一・宮村治雄「座談会 東アジアの近代と梁啓超(下)」『みすず』42(6) (通号 471) [2000.06]
・高柳信夫「「期待」を裏切らぬ本格的論集--『共同研究 梁啓超』狭間直樹編」『東方』(通号 231) [2000.05]
・狭間直樹・佐藤慎一・宮村治雄「座談会 東アジアの近代と梁啓超(上)」『みすず』42(5) (通号 470) [2000.05]
・石雲艶「梁啓超に関する研究の現状と問題点」『東瀛求索』(中国社会科学研究会)(通号 11) [2000.04]
・吉川次郎「梁啓超のアジア認識--地理学から殖民地構想へ (慶谷壽信先生記念論集)」『人文学報』(首都大学東京都市教養学部人文・社会系)(通号 311) [2000.03]
・川尻文彦「狭間直樹編『梁啓超--西洋近代思想受容と明治日本』」『現代中国研究』(通号 6) [2000.03]
・清水賢一郎「梁啓超と〈帝国漢文〉--「新文体」の誕生と明治東京のメディア文化 (特集:中国人作家の"帝都"東京体験)」『アジア遊学』(勉誠出版)(13) [2000.2]
・苑苓「清末におけるジュール・ヴェルヌの受容--梁啓超訳 『十五小豪傑』を中心に」『大阪大学言語文化学』(通号 9) [2000]
・班偉「清末における「権利」観念の受容--梁啓超の権利論を中心に」『山陽論叢』(山陽学園大学)6 [1999.12]
・平野和彦「梁啓超の絵画論」『中国近現代文化研究』(中国近現代文化研究会)(通号 2) [1999.12]
・大原信一「中国の近代用語事始め--フライヤーと梁啓超の訳書論」『東洋研究』(大東文化大学東洋研究所)(通号 134) [1999.12]
・藤井隆「梁啓超の変法論と三世説」『広島修大論集・人文編』40(1) (通号 75) [1999.09]
・趙英蘭「梁啓超と政聞社--日本における清末立憲派と立憲団体の一つ」『アジア文化研究』(国際アジア文化学会)(通号 6) [1999.06]
・李恵京「文明に至るための権道--梁啓超における宗教と専制」『中国思想史研究』(京都大学文学部中国哲学史研究会)(通号 21) [1998.12]
・佐藤豊「梁啓超と功利主義--加藤弘之『道徳法律進化の理』に関連して」『中国』(通号 13) [1998.06]
・清水賢一郎「<異邦>のなかの文学者たち(1)梁啓超--日本亡命と新中国の構想」『月刊しにか』(大修館書店)9(4) [1998.04]
・巴斯蒂「梁啓超与宗教問題」(中文)『東方学報』(京都大学人文科学研究所)(通号 70) [1998.03]
・李恵京「天下観の崩壊による人間観の動揺--梁啓超の「変法通議」から「徳育鑑」まで」『日本中国学会報』(日本中国学会)(通号 50) [1998]
・三浦滋子「梁啓超の対日認識--日本亡命から日露戦争まで」『史論』(東京女子大学史学研究室)51 [1998]
・森川登美江「梁啓超と彼の文学作品覚え書」『大分大学経済論集』49(3・4) [1997.11]
・中村哲夫「梁啓超と呉錦堂を結ぶもの」『人文学部紀要』(神戸学院大学人文学部)(通号 15) [1997.10]
・樽本照雄「梁啓超「群治」の読まれ方--附:中日英用例比較,関連論文一覧」『大阪経大論集』48(3) [1997.09]
・小松原伴子「梁啓超における「自由」と「国家」--加藤弘之との比較において」『学習院大学文学部研究年報』(通号 44) [1997]
・末岡宏「梁啓超にとってのルネッサンス」『中国思想史研究』(通号 19) [1996.12]
・手代木有児「近代中国の思索者たち-4-梁啓超--「史界革命」と明治の歴史学」『月刊しにか』7(7) [1996.07]
・肖朗「福沢諭吉と梁啓超--近代日本と中国の思想・文化交流史の一側面」『日本歴史』(吉川弘文館、日本歴史学会)(通号 576) [1996.05]
・佐藤慎一「梁啓超と社会進化論」『法学』(東北大学法学会)59(6) [1996.01]
・斉藤泰治「梁啓超「自由書」と「新民説」」『教養諸学研究』(早稲田大学政治経済学部教養諸学研究会)(通号 97・98) [1995]
・大原信一「梁啓超と日本語」『東洋研究』(通号 114) [1994.12]
・楠瀬正明「中華民国初期の梁啓超と第1国会」『史学研究』(通号 206) [1994.10]
・若杉邦子「「過渡時代論」に見る梁啓超の"過渡"観」『中国文学論集』(九州大学中国文学会)(通号 22) [1993.12]
・有田和夫「辛亥革命後の梁啓超の思想--士人主導の運動から"国民運動"へ」『東京外国語大学論集』(通号 47) [1993]
・肖朗「福沢諭吉と中国の啓蒙思想--梁啓超との思想的関連を中心に」『名古屋大學教育學部紀要・教育学科』40(1) [1993]
・河村一夫「中国近代史資料叢刊「戊戌変法」掲載の梁啓超執筆新史料について」『政治経済史学』(日本政治経済史学研究所)(通号 315) [1992.09]
・大原信一「梁啓超の新文体と徳富蘇峰-1-」『東洋研究』(通号 97) [1991.01]
・佐藤一樹「厳復と梁啓超--その啓蒙観の比較」『二松学舎大学論集』(通号 34) [1991]
・許勢常安「梁啓超の現存する詩歌について」『専修商学論集』(通号 49) [1990.03]
・佐藤一郎「梁啓超における桐城派」『史學』(三田史学会)56(3) [1986.11]
・佐藤一樹「梁啓超における啓蒙思想の理念--その形成と問題」『中国文化』(中国文化学会)(通号 43) [1985]
・荘光茂樹「梁啓超について--新文体論と「東籍月旦」」『経済集志』(日本大学経済学部)53(別号1) [1983.04]
・永井算巳「丁巳復辟事件と梁啓超-3-」『人文科学論集』(信州大学人文学部)(通号 16) [1982.03]
・永井算巳「丁巳復辟事件と梁啓超」『人文科学論集』(通号 15) [1981.03]
・木原勝治「清末における梁啓超の近代国家論 (三田村博士古稀記念東洋史論叢)」『立命館文學』(通号 418~421) [1980.07]
・楠瀬正明「清末における立憲構想--梁啓超を中心として (近代アジアにおける国民統合構想<シンポジウム>)」『史学研究』(通号 143) [1979.06]
・坂出祥伸「梁啓超著述編年初稿-2-」『關西大學文學論集』28(4) [1979.03]
・永井算巳「丁巳復辟事件と梁啓超」『人文科学論集』(通号 13) [1979.03]
・坂出祥伸「梁啓超著述編年初稿-1-」『關西大學文學論集』27(4) [1978.03]
・宮内保「梁啓超の《文学評論》について--一九二〇年代を中心に (〔北海道教育大学語学文学会〕十五周年記念号)」『語学文学』(北海道教育大学語学文学会)(通号 15) [1977]
・竹内弘行「梁啓超と史界革命--「新史学」の背景をめぐって」『日本中国学会報』(通号 28) [1976.10]
・楠瀬正明「梁啓超の国家論の特質--群概念の分析を通して」『史学研究』(広島史学研究会)(通号 132) [1976.06]
・横山英「梁啓超の立憲政策論」『広島大学文学部紀要』(通号 35) [1976.01]
・陳舜臣「中国近代史ノートー7-追い越されるジャーナリスト=梁啓超」『朝日アジアレビュー』6(1) [1975.03]
・坂出祥伸「梁啓超の政治思想--日本亡命から革命派との論戦まで-承前完-」『關西大學文學論集』24(1) [1974.12]
・大竹鑑「梁啓超の教育論」『大谷学報』(大谷学会)54(2) [1974.09.00]
・楠瀬正明「梁啓超の国家構想 (歴史における「近代国家」論--その構想と史的前提(シンポジウム))」『史学研究』(通号 121・122) [1974.06.00]
・大村益夫「梁啓超および「佳人之奇遇」」『人文論集』(早稲田大学法学会)(通号 11) [1974.02.00]
・坂出祥伸「梁啓超の政治思想--日本亡命から革命派との論戦まで」『關西大學文學論集』23(1) [1973.12.00]
・横山英「脱出への苦悩--梁啓超とその時代 (社会と人間--とくに知識人の時代批判のあり方をめぐって(共同研究)) -- (はじめに〔共同研究の経緯〕)」『広島大学文学部紀要』31(2) [1972.02.00]
・横山英「脱出への苦悩--梁啓超とその時代(共同研究・社会と人間--近代における知識人の苦悩)」『広島大学文学部紀要』31(2) [1972.02.00]
・許常安「「時務報」に見える梁啓超の日本に関する言論」『斯文』(通号 62) [1970.08.00]
・佐藤一郎「梁啓超における「文学」」『藝文研究』(慶應義塾大學藝文學會)(通号 27) [1969.03.00]
・菊池貴晴「張朋園著「梁啓超与清季革命」」『東洋学報』50(3) [1967.12.00]
・和田博徳「アジアの近代化と慶応義塾--ベトナムの東京義塾・中国の梁啓超その他について」『慶応義塾大学商学部日吉論文集』(通号 創立十周年記念) [1967.09.00]
・増田渉「梁啓超の日本亡命について」『東京支那学報』(通号 13) [1967.06]
・永井算巳「清末における在日康梁派の政治動静(1)--康有為梁啓超の日本亡命とその後の動静」『人文科学論集』(信州大学人文学部)(通号 1) [1966.12.00]
・和田博徳「張朋園著「梁啓超与清季革命」」『史學』(三田史学会)38(3) [1966.01]
・中野美代子「小説界革命と梁啓超--清末小説研究-5-」『北海道大学外国語・外国文学研究』(通号 9) [1962.02]
・倉田貞美「飲冰室詩話について」『香川大学学芸学部研究報告・第1部』(通号 13) [1960.07]
・木原勝治「梁啓超の新民説について」『立命館文學』(通号 180) [1960.06]
・上田仲雄「梁啓超の歴史観--過渡期における思想の問題として」『岩手史学研究』(通号 32) [1960.01]
・阿部洋「梁啓超の教育思想とその活動」『九州大学教育学部紀要・教育学部門』(通号 6) [1959]
・島田虔次「梁啓超文三編(訳注)」『東洋史研究』17(3) [1958.12]
・増田渉「梁啓超について」『人文研究』(大阪市立大学文学研究科)
・佐藤震二「清朝末期における梁啓超の政治思想--その形成過程を中心として」『アカデミア』(南山大学出版部)(通号 3) [1952.10]
最近のコメント