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2010年3月31日 (水)

池内紀『東京ひとり歩き』、川本三郎『きのふの東京、けふの東京』

 何となく気が向いて、池内紀『東京ひとり歩き』(中公新書、2009年)、川本三郎『きのふの東京、けふの東京』(平凡社、2009年)を続けて読んだ。東京ぶらぶら歩きエッセイ。名所めぐりをするでもなく、気の向くまま風の吹くまま、普通に商店街を歩いて、古本屋を物色したり、居酒屋で一杯ひっかけたり。私の知っている街並も結構出てくるので親近感もわく。

 私は特に川本さんの東京歩きエッセイが好き。取り立てて起伏のある話は出てこない。一本調子に淡々と、しかし穏やかな筆致の中にさり気なく織り込まれた文学や映画の薀蓄が楽しい。安居酒屋のカウンターにひとり座って、ホッピーや焼酎を飲みながら川本さんのエッセイ集のページをゆっくりめくるのが実は至福の時間だったりする。

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