「曲がれ! スプーン」
「曲がれ! スプーン」
マンネリ超常現象番組のADの桜井米(長澤まさみ)はディレクターに言われてネタ探しで田舎まわり。インチキ・エスパーばかりでうんざりしながら、待ち合わせで入った喫茶店。ちょうどそこでは、本物のエスパーたちがパーティーの真っ最中。正体がばれるのをおそれている彼らは、自分たちの能力を隠そうと話の辻褄合わせにあくせくする、というシチュエーション・コメディー。なかなか面白かったが、映画がというより、オリジナルの舞台が面白いということだろう。
舞台作品を映画に仕立て直すケースは結構多いが、これもヨーロッパ企画という劇団の舞台らしい。エスパーたち6人の掛け合いなど明らかに舞台風の台詞回しである。本広克行が映画化した舞台作品としては以前にジョビジョバの「スペーストラベラーズ」を観た覚えがある。この手のものではやはり三谷幸喜が好きだな。最近観たのでは古沢良太が脚本を書いた「キサラギ」も面白かった。
【データ】
監督:本広克行
脚本:上田誠
2009年/106分
(2009年12月5日、新宿バルト9にて)
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