« ベネデット・クローチェ『思考としての歴史と行動としての歴史』 | トップページ | ミハイル・バフチン『ドストエフスキーの詩学』 »

2009年11月 4日 (水)

酒井駒子『BとIとRとD』

酒井駒子『BとIとRとD』(白泉社、2009年)

 大人にとっては当たり前な日常の出来事とか、他愛のない夢とかに、いちいち驚いたり、おびえたりした幼稚園の頃。そうした感じやすさを連作エピソードにした絵本。酒井さんの絵の、黒い色調をベースに輪郭のぼやけたタッチ、そこから漂う独特に淡い感傷が好きで手に取った。ボール紙の風合いが黒と相性が良いとのことで、ボール紙に直接描かれた作品が多い。この絵本もボール紙を意識した装丁になっている。私が初めて酒井さんの絵を見て一目惚れしたのはworld’s end girlfriend「The Lie Lay Land」というCDのジャケットだったが、これもボール紙の風合いを強調したつくりになっていた。

 先日、台北に行った折、誠品書店信義店5階の絵本売場をのぞいたら、酒井さんの絵本の小コーナーが設けられていた。中国語訳も出ており、台湾でもファンは結構いるようだ。

|

« ベネデット・クローチェ『思考としての歴史と行動としての歴史』 | トップページ | ミハイル・バフチン『ドストエフスキーの詩学』 »

美術・ヴィジュアル本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/197828/46668540

この記事へのトラックバック一覧です: 酒井駒子『BとIとRとD』:

« ベネデット・クローチェ『思考としての歴史と行動としての歴史』 | トップページ | ミハイル・バフチン『ドストエフスキーの詩学』 »