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2009年10月18日 (日)

10月11日 桃園へ

【桃園へ】
・次の目的地の桃園までバスに乗るつもりなのだが、例によってどこで乗ったらいいのか分からない。探しながら歩いていたら、いつの間にか三峡の次の停留所まで来てしまった。時刻表を見ると、すでに行ったばかり。次は30分以上待たねばならない。雨降りは人を苛立たせる。タクシーでも拾おうと思いながら、三峡の繁華街の方へ戻っていくと、前方に停車中のバスの行先表示が桃園となっている。走れ! 列の最後の人が運賃箱にお金を入れたちょうどその時に駆け込み、運転手さんに運賃を確認。とりあえず最前列に座ってポケットの小銭を探り、交差点の赤信号で運転手さんに声をかけてお金を運賃箱に入れ、行先札を受け取った。
・後から乗ってきたおばさんが私の隣に座り、話しかけてきた。私の戸惑った表情を見ると、そのおばさんも変な顔をして、通路を隔てた反対側の人に話しかけ、見ていると、小銭に両替してもらっていた。台湾のバスには両替機はなく、運転手さんも両替をしてくれない。乗客同士で両替し合う光景をよく見かける。
・バスは鶯歌を経由。陶器の街として知られている。
・三峡から桃園まで1時間くらいだろうか。駅近くにたどり着く前にバスは停まり、運転手さんがここで降りろと乗客に指示していた。桃園の中心部はデパート等も立ち並ぶそれなりの大都市で、道路は渋滞、確かに歩いた方が早そうだ。桃園駅前には蒋介石の銅像が建っていた。Photo_24
・駅前でタクシーを拾い、忠烈祠へ行くよう指示。随分と乱暴な運転をするにいちゃんで、目的地に着いたら帰りのために待ってもらうつもりだったが、やめた。
・忠烈祠にたどり着いたのは夕方5時頃。国民党軍の戦死者・殉職者・革命烈士が祀られている。日本統治期の桃園神社である。日本の神社は戦後になって国民党の忠烈祠に転用されたケースが多い。たとえば、台北の護国神社、宜蘭の宜蘭神社などを私は見に行ったことがある。社殿は解体されているのが普通だが、桃園神社は日本時代の社殿がそのまま使われて現存している台湾では唯一の例らしい。Photo_26
・石段のふもとでタクシーを下ろしてもらった。神社前の石塔には名前を書き換えられた痕跡がある。「奉献」と書かれた石台もあり、石階段の急な傾斜は明らかに神社を思わせる。のぼる。Photo_27
・石灯籠が並ぶ参道の正面に社殿が構えられている。丈の高い椰子の木との対比が独特だ。4時半で閉門とのことで、奥には入れない。境内を歩く。若い男女がコスプレの撮影会をやっていたらしく、ワイワイと機材を片付けている。蚊に刺されたのもいかにも神社らしい風情に感じた。初秋の夕方、台湾にいるとは思えない不思議な空間。
・下の写真はおそらくかつての社務所。現在は管理事務所として使われているようだ。Photo_23
・来るとき、近くの大きな病院の前にバス停が見えたので、そこまで歩いていく途中、タクシーが通りかかったので乗った。
・桃園駅前は夕方の交通ラッシュ。警官が出て交通整理をしていた。車が動かない中を、一人の青年が道路を横切った。それを見咎めた警官が「戻れ!」と制止したが、言うことを聞かない彼を思い切り突き飛ばした。私の乗っているタクシーのすぐ横だった。彼は道に倒れて動かない。交差点の反対側にいた警官が何人か寄ってきた。若い婦警さんが心配そうにオロオロして助け起こそうとするのだが、他の警官たちは「やめとけ、やめとけ」という感じ。雰囲気からするとどうも顔見知りらしく、「死んだふりしているだけだから構うな」という態度で放置。後姿なのでよく見えなかったが、南方系の顔立ちをした青年だった。
・駅前に出ると、同様に肌が浅黒く目鼻立ちが明らかに南方系の青年たちのグループをよく見かけた。台湾の漢族系はもちろん、原住民系とも違うような気がする。桃園・新竹のあたりは工業地帯で、東南アジアから出稼ぎ労働者が来ているという話を何かで読んだ覚えがある。そうした人たちが日曜日に町へ繰り出してきているということか。先ほどの警官の態度を見ると、日常的にトラブルをおこしているのか、彼らに対する一種の差別感情でもあるのか。

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