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2009年10月18日 (日)

10月11日 大渓へ

【大渓へ】
・今日は台北近郊の大渓、三峡、桃園を回る心積もり。しかし、朝、テレビの天気予報によると、台湾北部・東部は大雨とのこと。高鉄を使って晴れていそうな台南あたりに行こうかとも迷ったが、初志貫徹。
・幸い、まだ曇り空。昨晩のうちに確認してあったバス停へ行くと、すでに大渓行きバスが留まっていて運転手さんは寝ていた。8時頃になっておもむろにドアを開けてくれたので乗車。持参したガイドブックには終点まで103元となっていたが、念のため運転手さんに確認したら105元とのこと。運賃箱にお金を入れると、行先を記した札をくれた。これは降車時に返す。
・私は、中国語の文章なら多少は読めるが、基本的に聞き取りもしゃべりも出来ない。コンパクト辞書を携行し、必要になった時すぐに目的地名のピンインを調べて(注音符号は分からない)、誤解のないように繁体字でメモに記して見せながら口に出す。数字ぐらいなら聞き取れる。
・東呉大学城中キャンパス脇の貴陽街停留所から出て、萬華、板橋、土城、三峡を経て大渓に行くルート。ほぼ2時間かかった。萬華を通ったとき黄氏家廟というのを見かけた。少女作家・黄氏鳳姿の一族の関係か。
・萬華から板橋、土城までずっと繁華街が途切れることなく続き、土城を過ぎたあたりから丘陵が近くに迫ってきて台北盆地が終わるのをうかがわせる。それにつれて道路沿いに並ぶ建物の丈が1,2階ほどの低さになってきた。経由した三峡はかなりの繁華街だったが、ここを除けば畑や林の広がる中をひた走る田舎道。
・途中乗ってきたおじさん二人組みがやたらと甲高くしゃべるのが車中に響き、しばらくして降車。明らかに北京語ではなかった。あれは台湾語(ホーロー語)か、それとも客家語か。
・大渓に到着。ガイドブックには、小さい街なのでバスターミナルを起点に動けば迷うことはないという趣旨のことが書かれていたのだが、その肝心のバスターミナルがどうやら工事中で、離れた所の臨時停留所で降ろされた。最初はそんな事情など分からず、ガイドブックの略図通りに歩こうとしても、街路が明らかに異なる。自分がどこにいるのか分からず焦った。その上、雨も降ってきた。苛立ちが募り、日本に帰ったらガイドブックの出版元にクレームをつけてやる!と毒づく。そのガイドブックは雨水を吸ってブクブクにふくれあがり、邪魔なので必要なページを思いっきりビリッと破り取る。晴れていたら、たとえ迷ってもおおらかでいられるのだが。20分ほどさまよっているうちに商店街に出て、ようやく街の構造と方角の見当がついた。位置関係さえ把握できればこっちのもの、気持ちに余裕が出てくる。Photo_10
・老街(オールド・ストリート)は後で歩くことにして、まず大渓公園へ。この公園は日本統治期には神社だったらしい。大きな川岸の崖の上。独楽の記念碑があった。この町には一時期、台湾の大富豪として知られる林本源の一族がいて、大陸から大工を呼び寄せ、彼らが閑な時間に独楽をつくったという由縁があるらしい。近くには、地面の大きく丸いくぼみにベンチのしつらえられた野外ステージ。日本統治期の相撲場跡で、戦後は池になっていたところ、メンテナンスが大変で、野外ステージ風にしたという。
・隣に蒋公之家なる施設があった。蒋介石の別荘だったらしい。現在は文化センターになっている。Photo_11
・さらに歩いて、武徳殿の前に出た。日本統治期の剣道場を改装して、今でも公共施設として利用されている。裏手には崩れかかった日本式家屋があった。背後に崖が迫り、武徳殿を挟んで両脇に大渓児童中心と大渓鎮立図書館がある。旅先で図書館を見つけるとついつい入りたくなってしまう性分である。3階が書庫。日本の田舎の小ぢんまりとした公立図書館と、たたずまいというか空気がそっくり。2階が閲覧室。中高生くらいの子たちが静かに勉強している。今日は日曜日。台湾の受験競争は厳しいと聞く。入口あたりでは、携帯電話で長話をしている女の子の姿。Photo_12
・武徳殿の向かいには写真のような日本家屋もあった。
・老街を歩く。赤レンガの建物の整然とした並び、意外とレトロモダンな構えに風情がある。魚や野菜を売るお店が亭仔脚からはみ出し、買い出しのおっちゃん、おばちゃんがわやわやとざわついている。人がひしめく中をスクーターがかいくぐって通るので危なっかしい。食べ物や玩具など土産物を売る屋台のような店が軒を連ねる区画では若いグループや子連れの家族などが楽しげに買い食いしながら歩いている。活気がある。今日は日曜日だから近隣から日帰り観光で来ているのかもしれない。なぜかキナコ餅を売っているお店に行列ができていた。貼紙を見ると、どうやらテレビで紹介されたらしい。Photo_14
・さて、引き上げて次の目的地の三峡に行きたいのだが、バスターミナルが工事中なので、どこからバスに乗ったらよいものやら分からない。グルグル歩き回りながら、バスが行きかう大通りに出た。バス会社の交通整理員と思しきおじさんにと尋ねたら、言葉は分からないが身振りで教えてくれて、反対車線に行くと三峡行きの臨時停留所を見つけた。雨に滲んだ手書きの行先表示を確認したちょうどその時にバスが来た。飛び乗って、運転手さんに三峡老街までの運賃を確認。

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