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2009年3月 8日 (日)

ヴィルヘルム・ハンマースホイは良い!

 「新日曜美術館」でハンマースホイ特集「誰もいない部屋こそ美しい」の再放送をやっていた。昨年開催された彼の展覧会は私も見に行った(→国立西洋美術館「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」展の記事を参照のこと)。あの静謐な透明感は見ているだけで胸がスッとするような心地よさがあって、一目で大好きになった。何となくフェルメールに似ているような感じも受けるが、番組で西洋美術館の方が解説されていたように、人物の表情にせよ絵画中のアイテムにせよフェルメールの絵には物語的な解釈の手掛かりがある一方で、ハンマースホイの絵にはそうした要素が皆無。下手な解釈を拒絶すると言ったらいいのか、空間そのもの、空気そのもの、光そのものをそのまま見る者に投げ渡してくる感じと言ったらいいのか。ただボーっと眺めているだけで心地よい、そういう感じの魅力がある。

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