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2008年4月21日 (月)

雑談と、最近観たDVDの備忘録

 ここ一週間ばかり、頭が疲れていて、書き込みする気力がなかった。とりあえず生きてますよ、ということで適当に。

 この土日には、ジェフリー・サックス『貧困の終焉』、Paul Collier“The Bottom Billion”、フロイト『幻想の未来/文化への不満』『人はなぜ戦争をするのか』、それから小説(宮部みゆき『誰か somebody』、朱川湊人『花まんま』)など読んだが、また機会を改めて。

 数日ぶりに自分のブログを見て、アクセス数がピョンと跳ね上がっているので驚いた。松井冬子でガンガン検索されているらしく、私の過去の記事(→「日本画家、松井冬子」)にも多数のアクセスが続いている。そういえば、昨晩、帰宅が遅くなって、テレビをつけたらNHK教育テレビで松井冬子特集をやっていた。もう終わる間際だったが、松井の対談相手の上野千鶴子が、幸せがどうたらこうたらと間抜けなこと言っており、妙な違和感あり。布施英利や山下裕二とはどんな話をしたのだろうか? 再放送するのかな。

 それはともかく、最近観たDVDの備忘録です。

「レイクサイド・マーダーケース」(青山真治監督、2004年)

 中学お受験のための合宿先で起こった殺人事件をめぐるサスペンス・ドラマ。登場人物のエゴイズムがぶつかり合う心理劇としてもなかなかよく出来ているし、犯人探しの意外な展開にも目をみはる。原作は東野圭吾。

「それでもボクはやってない」(周防正行監督、2007年)

 劇場に観に行こうと思いつつ観そびれていた。電車内で痴漢と間違われて法廷に立つ羽目になってしまった青年(加瀬亮)の話。多様な登場人物それぞれの立場で語られるセリフを通して法律上の論点や制度運営上の問題点がよく整理されているので、刑事事件に限定はされるが法学入門としても面白いのではないか。

「ギルバート・グレイプ」(ラッセ・ハルストレム監督、1993年)

 アメリカの田舎町、何の変哲もない退屈な毎日。ギルバート・グレイプ(ジョニー・デップ)は、知的障害を負った弟(レオナルド・ディカプリオ)、夫の死のショックで過食症になってしまった母など、問題含みの家族を抱えている。そんな彼らの前に現われた、颯爽とした少女・ベッキー(ジュリエット・ルイス)。彼女は祖母と一緒にトレーラーで旅をしていた。

 ギルバートとベッキーが二人で夕焼けを見るシーンが好きだな。あかね色に染まった空の下、自分の家を見て「あんなに小さかったっけ」とつぶやくギルバート。「大きい、なんて言葉は、空を表わすには小さすぎてふさわしくない」というベッキーのセリフに、観ている私もうなずく。家族のしがらみと、それを大きく捉えかえすような空の広がりとの対比に色々と思いをめぐらせてしまう。若き日の、というか幼き頃のレオ君がなかなか熱演している。

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