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2007年10月23日 (火)

どうでもいい雑談、音楽。

 新宿に出たついでにタワーレコードに寄った。例のごとく視聴コーナーをうろちょろ。

 バーンスタインの芸術というタイトルの復刻盤を二つ見かけた。一つは、チャイコフスキー「交響曲第六番 悲愴」。旧盤は私も持っており、今でも繰り返し聴いている。ジャケットも全く同じなのだが、「イタリア奇想曲」が付け加わった上に、1,200円と安くなっていた。バーンスタインの演奏を聴いていると、「あれ、こんな所で打楽器が入ったかな?」と不審な一瞬がたまにある。この「悲愴」にしてもそう。演奏風景を映像で見ると答えはすぐに分かる。あの人、興がのるとピョンピョン飛び跳ねながら指揮するので、ドン!と着地した音までも録音されているという次第。

 もう一つは、ショスタコーヴィチ「交響曲第七番 レニングラード」と「交響曲第九番」の二枚組。一枚目にレニングラードの第一、二楽章、残りを二枚目に収録。視聴機には二枚目が入っていた。「レニングラード」の第三楽章を久しぶりに聴いたが、弦楽合奏の美しさに改めて感じ入った。ショスタコは、それこそ硝煙が立ち昇りそうな激しさがあるかと思うと、第九番のように皮肉っぽい軽やかさもあったりと多面的なスタイルが面白い人だが、弦楽もなかなか良い。第五番と第十一番「1905年」の第二楽章も美しいし、第十二番「1917年」の出だしの低音合奏は重厚にズシンと響く。ルドルフ・バルシャイがショスタコの弦楽四重奏曲をアレンジした「室内交響曲」も好きだ。

 なお、私が持っている「レニングラード」はロストロポーヴィチ指揮の輸入盤。買ったのは高校生のとき。あの頃はまだショスタコの日本製CDはあまり出回っていなかった。辞書を引きながら英文解説を読んだのもなつかしい。レニングラード攻囲戦の最中に作曲され、スコアはマイクロフィルムにして海外に持ち出され、ムッソリーニとケンカしてアメリカに亡命していたトスカニーニの手で海外初演されたというエピソードを覚えている。シュワルツネッガーと宮沢りえが「チーンチーン、ブイブイ」と歌っていたアリナミンVドリンクのCMはいつだったか。あのメロディが「レニングラード」の第一楽章。ドイツ軍がヒタヒタと押し寄せる様子が描かれていた。

 フロアを移り、スピッツ「さざなみCD」を買った。透明感があって、胸がすくように心地よい。そういえば、以前、スピッツの曲をフィーチャーした「海でのはなし。」という映画を観たことがある。DVDがスピッツ特集コーナーに並んでいた。宮崎あおいと西島秀俊というキャスティングはスピッツの曲のイメージにぴったりだし、二人ともお気に入りなので期待満々で観に行った。ところが、薄っぺらな駄作。がっかりと言うよりも、怒りがこみ上げたことを思い出した。

 YUKIがソロ活動を始めて以降の曲を集めたシングル・コレクション「five-star」も気になったのだが、予算がつきた。のびやかに元気で、時に切なさも表現できる歌声が好きだ。初めて聴いたのはジュディ・アンド・マリーの頃の「イロトリドリノセカイ」。普段、ポップスは聴かないのだが、たまたま耳にして、それがその時のフィーリングというか、心理状態にぴったりシンクロしてしまったようだ。一度シンクロするとずっと気になってしまう。

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