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2007年1月26日 (金)

「あるいは、裏切りという名の犬」

◆「あるいは、裏切りという名の犬」

 凶悪な連続強奪事件がパリを震撼させていた。出世が決まった警視総監は、この事件を解決した者を自分の後任に指名するという。候補は、泥臭い昔かたぎのレオ(ダニエル・オートゥイユ)と、権力志向で出世に執念を燃やすドニ(ジェラール・ドパルデュー)。二人は古くからの友人だが、今では関係は冷え切っている。社交嫌いのレオには出世の気持ちなどさらさらないが、ドニは気が気でない。レオの指揮により強奪犯逮捕の段取りが組まれたが、これに不服なドニはわざと命令に反し、オペレーションは失敗。本来ならばドニの責任が問われるはずだが、レオが不運な事件に巻き込まれ、事態は思わぬ方向へと進む。二人の男の嫉妬と復讐の物語。

 ストーリー展開はスムーズ。いくつかの伏線が張りめぐらされた筋立てとなっているが、こんがらからずついていける。テンポよく緊迫感にあふれたフィルム・ノワールで、見ごたえは十分にあった。
(2007年1月22日、銀座テアトルシネマにて)

【データ】
監督・脚本:オリビエ・マルシャル
2004年/フランス/110分

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