2009年12月20日 (日)

木村汎『現代ロシア国家論』、ミヒャエル・シュテュルマー『プーチンと甦るロシア』、栢俊彦『株式会社ロシア』、酒井明司『ロシアと世界金融危機』、中村逸郎『虚栄の帝国ロシア』、ドミトリー・トレーニン「ロシアの再生」

 木村汎『現代ロシア国家論──プーチン型外交とは何か』(中央公論新社、2009年)は外交に着目して現在のメドベージェフ=プーチン「タンデム」政権の性格を分析する。ロシアは歴史的にみても強力な指導者の伝...

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2009年12月18日 (金)

マイケル・オークショット『政治における合理主義』

マイケル・オークショット(嶋津格・森村進他訳)『政治における合理主義』(勁草書房、1988年)  言葉というのは実に難しいもので、表面的にはどんなに正しいように聞こえる主張であっても、理念として整合性...

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2009年12月17日 (木)

笠原清志『社会主義と個人―─ユーゴとポーランドから』

笠原清志『社会主義と個人―─ユーゴとポーランドから』(集英社新書、2009年)  著者は自主管理労組の研究者。若き日のユーゴスラヴィア留学、研究目的でのポーランド滞在といった体験の中で出会った人々との...

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2009年12月16日 (水)

青砥恭『ドキュメント高校中退』、小林雅之『進学格差』、本田由紀『教育の職業的意義』、他

 事情を知らなければ、勉強する意欲は本人の努力の問題、やる気がない奴は脱落しても仕方がないと単純な精神論で片付けられてしまいかねない。ところが、苅谷剛彦『階層化日本と教育危機―─不平等再生産から意欲格...

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2009年12月15日 (火)

マルセル・モース『贈与論』

マルセル・モース(吉田禎吾・江川純一訳)『贈与論』(ちくま学芸文庫、2009年)  マルセル・モース(Marcel Mauss、1872~1950年)の言わずと知れた文化人類学の古典。現代思想にも広く...

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2009年12月14日 (月)

ヴィクター・セベスチェン『ハンガリー革命1956』

ヴィクター・セベスチェン(吉村弘訳)『ハンガリー革命1956』(白水社、2008年)  1956年、ソ連軍によって鎮圧されたハンガリー革命。一連の政治動向を前史としての第二次世界大戦から説き起こして時...

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2009年12月13日 (日)

「チャイナ・パワー 第3回 膨張する中国マネー」

NHKスペシャル「チャイナ・パワー 第3回 膨張する中国マネー」  急速な経済発展で金余りの中国。海外に投資先を探すファンドとして漢能投資集団が取り上げられる。アメリカに本拠を置く中国人投資家と某社を...

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「倫敦から来た男」

「倫敦から来た男」  霧が立ち込める冬の夜、波止場にイギリスから来た船が接岸する。ロンドンで大金を盗んだ男たち二人が仲間割れして一人が殺され、その現場を目撃したマロワンは、男たちの残した鞄を拾い上げた...

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カール・ポランニー『経済の文明史』

カール・ポランニー(玉野井芳郎・平野健一郎編訳、石井溥・木畑洋一・長尾史郎・吉沢英成訳)『経済の文明史』(ちくま学芸文庫、2003年) ・経済人類学者カール・ポランニー(Karl Polanyi、18...

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2009年12月12日 (土)

「泣きながら生きて」

「泣きながら生きて」  東京で不法就労という形ながらも懸命に働いて娘の学資のため仕送りを続ける丁尚彪さん、上海に残してきた奥さん、そして娘さん、三人の姿を十年間にわたって撮り続けたドキュメンタリー。社...

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ジョン・グレイ『自由主義の二つの顔──価値多元主義と共生の政治哲学』

ジョン・グレイ(松野弘監訳)『自由主義の二つの顔──価値多元主義と共生の政治哲学』(ミネルヴァ書房、2006年) ・異なる価値観の共存を図るという意味でのリベラリズムには二つのタイプがある。 ①理性的...

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2009年12月11日 (金)

フリードリヒ・A・ハイエク『隷従への道』

フリードリヒ・A・ハイエク(一谷藤一郎・一谷映理子訳)『隷従への道』(改版、東京創元社、1992年)  ドラッカー『「経済人」の終わり』は第二次世界大戦直前に書かれたファシズム批判の書だが、先日これを...

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2009年12月10日 (木)

P・F・ドラッカー『ネクスト・ソサエティ』、ロバート・B・ライシュ『勝者の代償』

 P・F・ドラッカー(上田惇夫訳)『ネクスト・ソサエティ』(ダイヤモンド社、2002年)は現在進行形の経済社会の見通しを語る論文やインタビューをまとめている。製造業→知識社会という移り変わりの中、自分...

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2009年12月 9日 (水)

ピーター・F・ドラッカー『「経済人」の終わり』『産業人の未来』『傍観者の時代』『知の巨人ドラッカー自伝』

 正直なところ、ビジネス書の類いは私の肌に全く合わない。マネジメント論の神様とも言うべきピーター・F・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker、1909~2005年)も食わず嫌いだっ...

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2009年12月 8日 (火)

オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』

オルテガ・イ・ガセット(神吉敬三訳)『大衆の反逆』(ちくま学芸文庫、1995年)  学生のときから何度か読み返してきた本。あちこち書き込みがあったり、手垢で茶色くなったり、もうヨレヨレだな。“大衆”と...

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2009年12月 7日 (月)

西水美恵子『国をつくるという仕事』、東大作『平和構築──アフガン、東ティモールの現場から』

 西水美恵子『国をつくるという仕事』(英治出版、2009年)の著者は元世界銀行のエコノミストで主に南アジアを担当、副総裁も経験した。貧困の現場を自ら歩いてまわり、可能な場合には農村にホームステイして一...

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2009年12月 6日 (日)

「カティンの森」

「カティンの森」  冒頭、橋の両側から難民が押し寄せてきて鉢合わせするシーンが象徴的である。「どこへ行くつもりだ? ドイツ軍がそこまで来ているんだぞ!」「知らないのか? 昨日、ソ連軍が攻め込んできたん...

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「千年の祈り」

「千年の祈り」  アメリカの大学図書館で働くイーランのもとへ北京から父が訪れた。離婚した彼女が落ち込んでいるのではないかと気遣う父。しかし、詮索するような父の態度に反発する娘。  先日、原作小説を読ん...

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「曲がれ! スプーン」

「曲がれ! スプーン」  マンネリ超常現象番組のADの桜井米(長澤まさみ)はディレクターに言われてネタ探しで田舎まわり。インチキ・エスパーばかりでうんざりしながら、待ち合わせで入った喫茶店。ちょうどそ...

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2009年12月 5日 (土)

「ウェイヴ」

「ウェイヴ」  1960年代、アメリカのある高校で“独裁”をテーマとした実験授業が行なわれ、生徒たちが暴走してしまった事件があったという。これを現代ドイツに置き換え、人間の集団行動がはらむ、ある意味で...

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